カテゴリー別アーカイブ: 写真

東山動物園にいってきた

 先月末のお話。
 年度末も間近に迫ったなにかと慌ただしい時期ではあったが、学校の春休みに入った我が子のためせめて一日だけでもと休みをとって家族で。子供のリクエストに応えるかたちで少し遠くまで足をのばし愛知県は名古屋市にある東山動物園にいってきた。

 こちらもせっかくの休日を活用すべく購入後二年以上経過し実用機として手に馴染んだ感のあるオリンパスのカメラOM-D E-M1 Mark IIを傍らに。
 二本の望遠レンズ。「M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO」と「M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO」の組み合わせで園内を撮影。

 上のカリフォルニアアシカとベニイロフラミンゴはそれぞれ300mm F4.0 IS PROで撮影。
 ボケぐあいも色味も含め自身にしてみれば上等の出来になったのではと。

 コツメカワウソは可愛らしさの最大公約数。かわいいの要素を引き算の考え方で追求した結果のひとつの完成形、といったおもむきでとてもかわいかったです。

 そして東山動物園に来た本題、園内にある「アフリカの森」舎。
 同舎に生息する霊長目を束ねるは学名「ゴリラ・ゴリラ・ゴリラ」ニシローランドゴリラの「シャバーニ」。
 「イケメンゴリラ」と称されるゴリラのシャバーニを拝覧。

 通常のゴリラ。

 比してシャバーニ。

 通常のゴリラ。

 雲形吹き出しがあいそう。

 つけてみた。

 対してシャバーニ。

 閃き記号があいそう。

 つけてみた。

 蛇足として今回の動物園行に際して用意したのが日本光學工業ことニコン製双眼鏡「ミクロン」。
 子供のために購入したものいざ実物を見てみると、その作りの良さは大人が欲しいくらい。

 そんなミクロンは我が子にも好反応で。自身の都合からまとまった休みをつくることも出来ずいつも不憫な思いばかりさせているが、ひさしぶりに親らしいことが少しは出来たかもしれない、と自分も満足した春の日。

レンズ交換式カメラの効能

 気がつけば七月八月も終わり、夏空らしい空も殆ど見られないまま秋を迎え。
 数十年見慣れたいつも通りの夏のようでいて、内観としてはまったくいつもの通りでない、小学校に入学した子供の最初の。そして自分も夏休みを過ごす子の親として初めての夏をなんとか乗り切った。

 自身の能力について自己採点すると、他のことについては何ひとつよい点数をつけられないもの、ひとつだけ子育てに関してだけは及第点以上、100点満点中80点以上くらいは自信をもって採点できる。その程度には子供と向き合い続けてきた自負はあるが、とはいえ小学校も高学年くらいになれば自然と父親という生物に生理的嫌悪だけになるだろうから、積極的に我が子の面倒をみるのもあと数年くらいと自分自身の仕事以外のリソースを全て投入し夏休みの勉強や自由研究に付き合ってみたが、結果。

 純然と個人的趣味のため購入し揃えたはずのカメラとレンズ群がことのほか役に立ち、特に所有しているレンズのうち最も望遠域の「M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO」は野外観察において絶大な威力を発揮した。

 自身としては相当の身銭をきってそろえたレンズやカメラが。意図してそうなったわけではないもの結果として、口プロレスやマウンティングの為だけに利用される虚仮威しに堕すことなく、親子のコミュニケーションの道具としてそれなりに有益な運用がなされ。ついでに家人にも、金にならない何の意味もない穀潰しの素人芸と目くじらばかり立てられずにすみ、夫婦間においてもささやかばかりの効能があったかと。