去年に実父がなくなっているので年賀状はさすがに控えようと思ったのですが、以前よりの知り合いから年始の挨拶にお気遣いの言葉をそえて葉書を複数枚いただいたので。
返信と、これはあくまで私事にすぎませんが昨年は父親に関することから始まり相続作業やら何やらで。この半生でも間違い無く大きく動きまた消耗もした忘れられぬ年だったので、節目の気持ちもこめて何かは作ろうと。
さりとて華やかな絵面は控えてモノクロで、目立たなくとも辰にちなんだものを見立てあるいは入れ込み。
そうお題を設定した時点で絵面は決まり、手が遅いことは重重自認しているのですがそれでも意外なほど手が進んだ結果のものです。
肝心の絵のほうは節目の気持ちをこめて自分のわたくしごと、趣味事の中でも大きな領地をしめる音楽にちなみ。見立てた辰は「Journey of the Dragons – ジャーニー・オブ・ザ・ドラゴンズ -」が収録されているUR。アンダーグラウンド・レジスタンスのアルバム『Galaxy 2 Galaxy』を。
実際に絵の中に入れてみると小さくとても分かりづらいものになりましたが、原点の一枚であることは間違いなく尚且新しい年のはじめにふさわしい。
今年も多忙や身の上話をできないやらないのエクスキューズには極力しないよう、わたくし個人のささやかな趣味趣向も自己実現も内発心も見切りをつけたり打ち捨てたりせず続けてゆきたいものです。
それでは本年も宜しくお願いします。