音楽を聴き続けてゆく愉しみ

 ロバート・グラスパー、Robert Glasperのインタビュー記事を読み。
 ロバート・グラスパーが最新アルバム『Black Radio 2』を製作するにあたり。コモン、Commonの『Like Water for Chocolate』から大きく影響を受けたとの記述を見て、興味がわき実際に聴いてみたくなり。
 『Like Water for Chocolate』を購入。

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 そして一聴して「この音の感じを自分は知っている。全く知らなかった音楽ではない」と、クレジットを見てみると。アルバム中、多くの楽曲をJay DeeことJ Dilla、J・ディラが手がけているのを知る。

 最初はテクノとアニソン一辺倒だったものが、関連付けから関連付けへとたどってゆくように、それ以外の様々なジャンルも聴くようになり、徐々に自分の好きな音楽の地図が広がっていく。また自分の地図の中の、全く無関係に思えたものに実は関連があるのを知る驚きも。音楽を聴き続けてゆく動機の大きな要素であるし、楽しさでもある。

 とはいえ、体内のテクノが不足しているようにも感じたので。ホアン・アトキンズ、Juan Atkinsとモーリッツ・フォン・オズワルド、Moritz von Oswaldとの共作『Borderland』と。
 ルーク・ヴァイバート、Luke Vibertの『Chicago Detroit Redruth』も、あわせて購入。

ツイッターのプロフィール画像を自作する

 昨年にツイッターを始めて以来。ずっと自分のアカウントのプロフィール画像を自作しようと思っていて。
 しかし、それを作る時間などある筈がなく。とりあえずのものとしてUR、アンダーグラウンド・レジスタンス1992年発表のアルバム『World2World』のアートワークをそのまま引用していたのだけど(とはいえデトロイトテクノ、とりわけURは昔も今もマイ・フェイバリット・ミュージックなので、これはこれで悪くなかった)。

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 下手の横好きに間違いないが、曲がりなりにも自分で絵を描くことが出来るので、プロフィール画像を自作しようと。
 幸い今年になってから幾分余裕の兆しが見え始めてきたので、時間のあるうちに取り掛かろうと。

 さて、何を題材にしようか。画像の大きさから考えると、あまり情報量の多い装飾過多なものはよろしくない。そして自身のプロフィール画像なのだから大好きなものなど、なにがしかの主張を込めたものがよいのでは。
 そう考えると一も二もなく『モンスターメーカー』。
 1988年に第一作目が発売されたカードゲーム。鈴木銀一郎の手によるシンプルながら奥行きのあるゲームデザインもさることながら、九月姫の手がけたキャラクターデザインとイラストの可愛らしさで、当時の愛好家から絶大な支持を得たカードゲーム、モンスターメーカー。
 モンスターメーカーシリーズに登場するキャラクターの、ミニマルな可愛らしさは間違いなく自分にとっての原点なので。これしかない、これ以外は考えられない。
 そして、一昨年に発売されたシリーズ最新作の『セブンミッションズ』。相変わらずの可愛らしさで、とりわけシリーズの主要キャラクターである「ロリエーン」。今作の、可愛い上に格好良いイラストが一目で心奪われるものだったので、これを題材に実際の作業に取り掛かる。

 ここ数年来実践している作業方法。
 始めたのが4年前。まったく、本当にまったく時間が作れず、当然のように机やデスクトップパソコンに向かう時間などある筈がない時期、苦し紛れの窮余の一策として始めた方法。
 手持ちのノートパソコンにイラストソフト。アドビ・イラストレーターの古いバージョンが余っていたので、それをインストールし。日々の合間合間に発生する、塵芥のような時間を利用して、少しずつ少しずつ作業を進め。完成寸前のところまでノートパソコン上で作業し。色味の調整等最終的な作業のみをデスクトップパソコンで行う方法。

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 写真の都合、机の上に乗せているが。実際にはどこかに座って膝の上にノートパソコンを乗せ。あるいは立ったままノートパソコンを片手に持って、大半の作業をする。

 思いついた当初は捨て鉢気味だったものの、いざいくつかこの方法で作ってみると。存外自分にあっていたらしく、以降はずうっとこの方法を続けていて。

 そして自分にしてみれば予想以上に円滑な進行で完成。

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 こうして出来上がったものを見ると、あらためてモンスターメーカーシリーズのキャラクターデザインの魅力。
 ただ可愛いだけでなく、ミニマルであるが故に耐用年数のきわめて長いデザイン。九月姫の生み出したキャラクターの素晴らしさを再認識でき。
 自分自身が作ったものの出来に関してはさておき。モンスターメーカーを題材にして良かったと思っています。

 以下付記として、この作業方法。かつてはIBM、現在はレノボのノートパソコン、シンクパッドが不可欠といってもよく。
 実際に作業を経験された方なら理解いただけるが。ノートパソコン上で、なんならノートパソコンを手に持って立ったままでアドビのイラストレーターを使用するには。一般的なノートパソコンに付属しているタッチパッドでなく、シンクパッドのアイデンティティでもあるトラックポイントを使って作業する方が。
 アンカーポイントの追加消去やパスの曲率変更等、イラストレーター特有の作業がはるかに容易で。
 ノートパソコンで、マウス等の機器を使わない(使えない)環境でイラストレーターを使用する身としては。シンクパッドはトラックポイントの存在とともに、これからも無くならないで欲しい。
 シンクパッド以外の、他ブランドを含めたノートパソコンを取り巻く状況を考えると、尚のこと切実に願います。