ツイッターのプロフィール画像を自作する

 昨年にツイッターを始めて以来。ずっと自分のアカウントのプロフィール画像を自作しようと思っていて。
 しかし、それを作る時間などある筈がなく。とりあえずのものとしてUR、アンダーグラウンド・レジスタンス1992年発表のアルバム『World2World』のアートワークをそのまま引用していたのだけど(とはいえデトロイトテクノ、とりわけURは昔も今もマイ・フェイバリット・ミュージックなので、これはこれで悪くなかった)。

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 下手の横好きに間違いないが、曲がりなりにも自分で絵を描くことが出来るので、プロフィール画像を自作しようと。
 幸い今年になってから幾分余裕の兆しが見え始めてきたので、時間のあるうちに取り掛かろうと。

 さて、何を題材にしようか。画像の大きさから考えると、あまり情報量の多い装飾過多なものはよろしくない。そして自身のプロフィール画像なのだから大好きなものなど、なにがしかの主張を込めたものがよいのでは。
 そう考えると一も二もなく『モンスターメーカー』。
 1988年に第一作目が発売されたカードゲーム。鈴木銀一郎の手によるシンプルながら奥行きのあるゲームデザインもさることながら、九月姫の手がけたキャラクターデザインとイラストの可愛らしさで、当時の愛好家から絶大な支持を得たカードゲーム、モンスターメーカー。
 モンスターメーカーシリーズに登場するキャラクターの、ミニマルな可愛らしさは間違いなく自分にとっての原点なので。これしかない、これ以外は考えられない。
 そして、一昨年に発売されたシリーズ最新作の『セブンミッションズ』。相変わらずの可愛らしさで、とりわけシリーズの主要キャラクターである「ロリエーン」。今作の、可愛い上に格好良いイラストが一目で心奪われるものだったので、これを題材に実際の作業に取り掛かる。

 ここ数年来実践している作業方法。
 始めたのが4年前。まったく、本当にまったく時間が作れず、当然のように机やデスクトップパソコンに向かう時間などある筈がない時期、苦し紛れの窮余の一策として始めた方法。
 手持ちのノートパソコンにイラストソフト。アドビ・イラストレーターの古いバージョンが余っていたので、それをインストールし。日々の合間合間に発生する、塵芥のような時間を利用して、少しずつ少しずつ作業を進め。完成寸前のところまでノートパソコン上で作業し。色味の調整等最終的な作業のみをデスクトップパソコンで行う方法。

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 写真の都合、机の上に乗せているが。実際にはどこかに座って膝の上にノートパソコンを乗せ。あるいは立ったままノートパソコンを片手に持って、大半の作業をする。

 思いついた当初は捨て鉢気味だったものの、いざいくつかこの方法で作ってみると。存外自分にあっていたらしく、以降はずうっとこの方法を続けていて。

 そして自分にしてみれば予想以上に円滑な進行で完成。

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 こうして出来上がったものを見ると、あらためてモンスターメーカーシリーズのキャラクターデザインの魅力。
 ただ可愛いだけでなく、ミニマルであるが故に耐用年数のきわめて長いデザイン。九月姫の生み出したキャラクターの素晴らしさを再認識でき。
 自分自身が作ったものの出来に関してはさておき。モンスターメーカーを題材にして良かったと思っています。

 以下付記として、この作業方法。かつてはIBM、現在はレノボのノートパソコン、シンクパッドが不可欠といってもよく。
 実際に作業を経験された方なら理解いただけるが。ノートパソコン上で、なんならノートパソコンを手に持って立ったままでアドビのイラストレーターを使用するには。一般的なノートパソコンに付属しているタッチパッドでなく、シンクパッドのアイデンティティでもあるトラックポイントを使って作業する方が。
 アンカーポイントの追加消去やパスの曲率変更等、イラストレーター特有の作業がはるかに容易で。
 ノートパソコンで、マウス等の機器を使わない(使えない)環境でイラストレーターを使用する身としては。シンクパッドはトラックポイントの存在とともに、これからも無くならないで欲しい。
 シンクパッド以外の、他ブランドを含めたノートパソコンを取り巻く状況を考えると、尚のこと切実に願います。

「映画」は映画館を出て、家に帰ってくるまでが映画です

 今月頭に『THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!』(以下「アイマス劇場版」に省略)を観にゆき、そして先日『スノーピアサー』を観てきて。
 アイマス劇場版を観に行った際の体験。時間を取ることの出来た平日が、あいにくの猛吹雪で。それでも吹雪の中、片道3時間車を走らせたどり着いた映画館で。
 平日に加えて外は吹雪という環境にも関わらず、ほぼ満席の中、大勢の互いに名も知らぬ、おそらく再び会うことも無い観客の皆と一緒に盛り上がりながら観賞できたことは、ずうっと記憶に残っていくだろう素晴らしい映画体験だったのだけど。

 『スノーピアサー』。作品それ自体の素晴らしさ、いや凄まじさは勿論の事。作品内容とそのまま同調するような映画館の外の環境。寒波吹き荒れる中、映画館まで高速道路をひた走り、到着した映画館の、作品上映中の館内は自分だけ。そんな環境で観て、そして映画を観た後の興奮も瞬時に凍てつくような吹雪の中、帰途についたことはアイマス劇場版に続き、強烈な映画体験になり。

 かねてより、映画館に映画を観に行くということは。作品の内容そのものの印象だけでなく、実際に映画館まで足を運び、閑散とした客席も満員の客席も含めて館内の雰囲気を堪能し、そして作品の余韻に浸りながら帰途につく。偉大なる先人の言葉を借りれば「ゆきて帰りし物語」も含めて映画の印象になる。そのように考えているので。
 どんなに自宅での観賞環境が向上し、映画館並みのものになったとしても。
 「映画」は。映画館まで足を運び、観賞し、家に帰ってくるまでを含めての「映画」だと。そう思うと、やはり映画館に足を運ぶことは止められない。

 
 蛇足として。試写会の類は映画とは似て非なるものだと思う。足代も含めてすべて自腹を切った上で観る映画は、例えどんなに駄作であっても「こんなクソ映画に、貴重な金と時間をぶっこんだ!」と、それもひとつの体験として。佳作秀作を試写会場で観た時よりもはるかに忘れられぬ映画体験になるだろうから、やはり映画は自腹を切って自分の足で映画館まで観に行くものかと。

 さらに。蛇足に爪やら鱗やらを加えるなら『THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!』。猛吹雪の中、観に行ったことも忘れられぬ映画体験だけど。もしも公開時期が夏から秋にかけての間だったとしたら。
 作品が夏の間の、掛け替えのない瞬間の物語を中心にしていたことも相俟って。もしもアイマス劇場版を見終わった映画館の外が、夏の空気だったらと想像すると。観た後も含めて映画館に足を運んだ人の多くに素晴らしい印象を残したのでは。そう考えると。
 上映時期にまであれこれいうのは余計以外のなにものでもないのを承知で。作品内容と、その上映時期とは決して無関係ではない。極寒の中『スノーピアサー』を観て、そんなことも思った次第。