本年も宜しくお願いします

20170107

 明けましておめでとうございます。
 そう今年は数年ぶりに、公のものではない私の分の年賀状をそれがそれそのものとして用をなす時期に送ることができました。

 お暇があればこのサイトをさかのぼっていただければ明明白白なれど。去年一昨年に関しては何処にも誰にも申し開きかなわない状況が続いたもの。
 さすがに数年にわたって言い訳がましく忙しさを逃げ口上にはできず、去年秋口あたりより少しずつ少しづつ自身の業務や家庭に関するあれやこれやの間隙を縫うようにして作業を続け。そして年の暮れの手前で完成させること無事かないました。

 年年自分の中を占める、おおやけとしての部分が大きく重くなっていくのは当然としても、それでも日常に忙殺されることなく忙しさや立場境遇などをエクスキューズに極力しないよう、わたくしの部分もそれなりに。このサイトを作った元来の趣意である「個人的な気晴らし」を忘れないようにしたいものです。
 といった具合で本年も宜しくお願いします。

 話は外れて、上の年賀状の絵柄の中の着物の柄。星と星座をあしらった柄はけして創作では無く、着物の文様集をめくっていて見つけた実在の柄。
 趣味の浮世絵鑑賞をしていても江戸の頃より絵に描かれる当世の着物には、例えば有名どころでは歌川国芳の「国芳もやう正札附現金男 野晒悟助」など、古今東西の情報が氾濫する今の目でもはっとさせられる斬新なものがあり、たいへん参考になるしおもしろいです。