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レンズ交換式カメラの効能

 気がつけば七月八月も終わり、夏空らしい空も殆ど見られないまま秋を迎え。
 数十年見慣れたいつも通りの夏のようでいて、内観としてはまったくいつもの通りでない、小学校に入学した子供の最初の。そして自分も夏休みを過ごす子の親として初めての夏をなんとか乗り切った。

 自身の能力について自己採点すると、他のことについては何ひとつよい点数をつけられないもの、ひとつだけ子育てに関してだけは及第点以上、100点満点中80点以上くらいは自信をもって採点できる。その程度には子供と向き合い続けてきた自負はあるが、とはいえ小学校も高学年くらいになれば自然と父親という生物に生理的嫌悪だけになるだろうから、積極的に我が子の面倒をみるのもあと数年くらいと自分自身の仕事以外のリソースを全て投入し夏休みの勉強や自由研究に付き合ってみたが、結果。

 純然と個人的趣味のため購入し揃えたはずのカメラとレンズ群がことのほか役に立ち、特に所有しているレンズのうち最も望遠域の「M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO」は野外観察において絶大な威力を発揮した。

 自身としては相当の身銭をきってそろえたレンズやカメラが。意図してそうなったわけではないもの結果として、口プロレスやマウンティングの為だけに利用される虚仮威しに堕すことなく、親子のコミュニケーションの道具としてそれなりに有益な運用がなされ。ついでに家人にも、金にならない何の意味もない穀潰しの素人芸と目くじらばかり立てられずにすみ、夫婦間においてもささやかばかりの効能があったかと。

初心忘るべからず

 今年の初めに購入したオリンパスのOM-D E-M1 Mark II。
 同社の旗艦にあたる本機種には勿論、オリンパス製のデジタルカメラほぼ全てにもれなく付いている機能「アートフィルター」。
 1959年に発売され一世を風靡したハーフサイズカメラ「ペン」のデジタルモデル、E-Pシリーズの第一号機として2009年に発売された、ペン E-P1。発表当時は非常に女子受けが良かったのを記憶しているが、そのキャッチーな見た目やコンパクトな美点に加え、同機にも実装されていたアートフィルター機能も女子人気を後押しした要因のひとつなのでは、そう憶測し。昨今インスタグラムを飾る写真を見ていても当て推量はそこまでピントはずれでもない、そう感じているアートフィルター。
 くどくど言葉を並べたてるより実際に見ていただいたほうが分かりやすい。

 自前のOM-D E-M1 Mark IIで撮った写真。

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 様々な種類があるアートフィルターの中の「ヴィンテージ」を上の写真に使ってみると。

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 このように写真が加工される。

 と、こんな具合に。これ以外にも様々なアートフィルターを使うことによって思いもよらぬ雰囲気に写真が変化し、オリンパスのデジタルカメラを初めて購入した頃には物珍しさもあって、撮った写真撮った写真手当たり次第に加工していたものが。
 やがて、数を重ねていくごと機材を更新していくごとアートフィルターを使って得られる変化より、レンズを変え撮影条件を工夫して写真を撮ることに傾倒してゆき、アートフィルターの使用頻度も激減するのだが。

 やはり初めてデジタルカメラを購入したとき、アートフィルター機能を初めて試したときの新鮮な気持ちを忘れたくはなく。銀塩の頃より腕を磨き続けている撮り天狗の先輩方においては邪道の下魚でしかなかろうが、原初の喜びを忘れないようアートフィルターも積極的に使ってゆく。

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