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レンズ交換式カメラの効能

 気がつけば七月八月も終わり、夏空らしい空も殆ど見られないまま秋を迎え。
 数十年見慣れたいつも通りの夏のようでいて、内観としてはまったくいつもの通りでない、小学校に入学した子供の最初の。そして自分も夏休みを過ごす子の親として初めての夏をなんとか乗り切った。

 自身の能力について自己採点すると、他のことについては何ひとつよい点数をつけられないもの、ひとつだけ子育てに関してだけは及第点以上、100点満点中80点以上くらいは自信をもって採点できる。その程度には子供と向き合い続けてきた自負はあるが、とはいえ小学校も高学年くらいになれば自然と父親という生物に生理的嫌悪だけになるだろうから、積極的に我が子の面倒をみるのもあと数年くらいと自分自身の仕事以外のリソースを全て投入し夏休みの勉強や自由研究に付き合ってみたが、結果。

 純然と個人的趣味のため購入し揃えたはずのカメラとレンズ群がことのほか役に立ち、特に所有しているレンズのうち最も望遠域の「M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO」は野外観察において絶大な威力を発揮した。

 自身としては相当の身銭をきってそろえたレンズやカメラが。意図してそうなったわけではないもの結果として、口プロレスやマウンティングの為だけに利用される虚仮威しに堕すことなく、親子のコミュニケーションの道具としてそれなりに有益な運用がなされ。ついでに家人にも、金にならない何の意味もない穀潰しの素人芸と目くじらばかり立てられずにすみ、夫婦間においてもささやかばかりの効能があったかと。

Peugeot 406 Break(iPad Pro + Apple Pencil)

 以前にクルマの絵を。iPad ProとApple Pencilを使って描いたところ、自身のものにしては珍しくそれなりの反応をいただいたので、味をしめて再び自動車を。

 プジョー406ブレーク。同社製自動車の中ではDセグメントに分類される400番代のステーションワゴンモデル、Peugeot 406 Break。結婚する前から結婚しばらく後まで彼女が所有していまして。

 美点として、派手目や外連とは無縁ながら分かる人には判るスタイリング。
 それはインテリアも同様に、目を引く豪華な内装や先進的なインターフェース等は全く無いが、だからといって所帯染みてもいないし安っぽくもないスタイル。

 加えて何よりその実用性。ミニバンに駆逐されるまで日本の道路を席捲していた見てくれだけのなんちゃってワゴンとは住む世界の違う、バカンス休暇の習慣が当然とされていた古き良きフランス製自動車ならではの実用性には。遠くはフレンチブルーミーティングの会場まで自走して参加したことも、結婚前後には色々入り用だった家財道具やらなにやらも宅配業者に任せず、全て406ブレークの広大な荷室に収めて運んだことも含め、良い思い出ばかりを与えてくれた一台だったのですが。
 80、90年代の外車にありがちなトランスミッション周りのトラブルから修理費用云十万円コースが重なるようになり、さすがに後生大事に車庫にしまい込む類の趣味車でも無かったので彼女のクルマは406から、また新しく別の自動車に変わったもの。

 ひさしぶりに描いてみて、改めて良いクルマだったなあと思いました。